なんだかんだで、まだいます

アメリカで人類学を勉強するプログラムから早々に離脱した後日談

回復しつつある今、負の感情を言語に置き換える努力をすること。それによって分かることと、それでも無くならないもの。

回復するために役立ったもの(時間、メガネ、筆、言葉) 最近、やっと少しずつ、心が回復してきたのを感じる。要因は四つあるように思う。 一つ目は、時間。心にナイフを突き刺されたように痛く、自分の心がドクドクと流血しているのを感じていても、時間が…

右目を隠せば読書が速くなるというシュールレアリスムと、トレードオフされる諸能力を巡るレアリスム、そして脳と閃きの神秘について。

夢の中で、雲の上に迷い込んだ。自分の後を追って、大集団がぞろぞろと迷い込んできた。降りたいなぁと思って、下に見える海と海岸線をのぞいてたら、雲から落っこちた。自分一人じゃなくて、もう一人の人と一緒に落っこちた。パラシュートなしのスカイダイ…

自分の仮説を(途中まで)立証している論文を発見。視覚的な文章も、視覚的でない文章も、等しく視覚的にゆっくりとしか読めない脳について。

最近Googleから検索でここにたどり着く方が増えているようなので、これまでの経緯をおさらいします。アメリカで大学院に入ったんですが、英語の読書スピードが遅すぎて到底やっていけず、誰にも理解されずに支援を受けられないままドロップアウトしました。…

本当の不条理は、それを転覆することができない仕組みになっているからこそ、本当の不条理。それを前にすれば、もう唯々嘆くしかない。

こんだけ心的外傷を負ってしまった理由の一つは、例の障害支援室の対応が、およそ想像できる限りでほとんど最悪のパターンやったことが、大きい気がする。 障害支援室に助けを求めることは、いわば自分に「障害」のラベルをつけられることを受け入れることや…

ノートを取る困難

夢を見た。久しぶりに、ありありと記憶に残る鮮明な夢。とはいえその大部分はすでに忘れた。1シーンだけはっきり覚えている。 教室に座って、教師が講義をしながら黒板に板書をしている。講義は発達障害について。縦書きで右から左に書き進んでいく黒板に対…

憎悪

例の教員への憎悪が渦巻いてる。 人種差別者であり、自分の視点のみから相手をジャッジしていながら同時に自分の判断には微塵の疑義も挟まず、そしてその視点から相手を一方的に見下し、攻撃すると同時に、憐れむ。見下しているからこそ、相手には発言権を与…

正当化、または後悔の念につけるクスリ

気持ちを整理するために、またここを使わせてもらう。 周期性なく時折、大学院を辞めたことが良かったのかどうかという疑問が、むくむくと蘇ってくる。絶対的に正しい判断というのがあるわけじゃないから、常に、理由を並べ立てて自分を納得させるか、説得に…

人の気持ちがわかる事、分からない事、分からない結果として超絶わかるようになってしまった事

「人とのコミュニケーションが苦手。」 「どこがや。むしろダントツやわ。」 という会話を、これまでの人生で何回繰り返したか知らない。もちろん自分は、1行目のセリフを言う役。 しかしそんな会話をしながら、なんでコミュニケーションが苦手なのか、それ…

これは一体なんなんや。この自分の中にある、特殊なような普通なような、良いことをしているような悪さをしているような、大きいような小さいような、掴み所のないこれは。

来週の火曜日には、関西空港に着陸しています。今は何もせず、出発の日を待ちつつ、毎日ゆっくり荷造りをし、小説を読み、映画を見て、たまに人と会っています。 アメリカで受けた学習能力検査で、読むスピード(英語)が「1パーセンタイル」(=「100人の平…

涙、友達が自分を埋めてくれること、映画を支柱にして立つこと

小さい子供やった頃、兄ちゃんと連日のように喧嘩して(いじめられて?)泣き喚いていた。 ある頃から泣くことは減り、喧嘩も減った。それ以来、何か重大なことがうまくいかなかった時の数回を除けば、ほとんど泣いたことはない。が、ここのところ1ヶ月間、…

人間の顔をして博士号を持った、コミュニケーションを生業とするプロの悪魔たち

ちょっと信じがたい話を書きます。 これまで周囲の人に「ほんまか?」と言われてきたのも、ある意味当然で、その人たちは悪くない。 取ってる3つの授業のうち、D先生の授業は、特に読み物の負担が大きくて全く手に負えない。しかし仮に読み物が全部はできて…

複層化する自分の声

目下、完全に辞めるモードで生活している。今日も5ページの小さな課題の締切日やったが、間に合わせないとあかんという危機感はゼロ。すでに先生に対してメールを送り、言っておいた。「間に合いません。遅れて提出してもいいなら、します。どれくらい時間が…

おばちゃん達に取り囲まれて迎える後半40分・0対4の危機

障害支援室から連絡が遅いから、待ちきれずに殴り込んだ。じゃぁ今話そっか、ちょうどメール書こうとしてたとこ、と。いいですよ。 この検査結果を見ると、なんか読む速度だけ氷山のクレバスみたいに極端に低くなってて、どういうことなんやら、よう分からん…

トイレットペーパーから論壇まで、インド人からカウンセラーまで

ここ数日は激動やった。結論からいうと、精神の闘いの意味では一つ山を越えたかもしれない可能性が、全く非現実的ではない気がしないでもない。← 弱気。 ある日には、全くベッドから起き上がれずにただ死亡していた。おそらく鬱と呼ばれてるであろう症状を人…

28年間シャワーを毎日浴びてきて、実は体の洗い方を間違っていてめちゃくちゃ汚いまま毎日を暮らしていたかもしれない可能性について

読むのが遅すぎて自分でドン引きしたので、障害支援室(Disability Office)から保険適用の紹介状を得て、3000ドルの「神経・心理・学習能力検査」を受けました。丸一日朝から夕方まで検査をして、さらにその前後で半日の検査を2回やるという、人間ドック状…

Taro君がなんでこんなに苦労しているのかを考えるために、算数の問題にしてみた

Taro君は大変な思いをしていますが、周りの人にそれを伝えようとしても何故かうまく伝わりません。「読むのが遅くて大変なんよ。」というと、たいていの人は 「誰もが苦労するから安心してよし。ダラダラずっと読んでても効率悪いから、朝ごはんをゆっくり食…

大統領選挙とアメリカと人種と苦しみ

ものすごい更新頻度やけど、まだまだ書きたい。 選挙の日、24時前まで図書館で勉強していた。かなり早い時間から、周りには人がいなくなっていった。普段ならまだ何人も座ってるのが見える時間帯。開票結果を中継テレビで見るパーティがキャンパスのそこら中…

中二病についてのノート

とはいえこの中二病についてすごいと思うのは、状況がかなりオープンなことです。毎週書かされる300ワードの「ポジションペーパー」では、僕はいつもこの「モノの人類学」をぼろくそに(とはいえ一応アカデミックな雰囲気のベールの中で)こき下ろしてるんで…

人類学説史を勉強するおもろいやつ、中二病に付き合わされてるホトホトうんざりなやつ、それから方法論を勉強しつつ自分がここにいる意味について考えるやつ

授業は3つあるんですが、一つは人類学の諸学説を(古典を中心に)ひととおりさらうやつ、もう一つは方法論を学ぶやつ、そして最後はちょっと(かなり)変わった特定の理論サブ分野を学ぶやつ。一つ目のやつは先生が非常に上手くて、毎週コロコロ変わっていく…

ニューヨークと9・11記念博物館

ニューヨークに1泊して遊んできた。世界中どこに行っても、ひたすら一人で街を歩き続ける。その街の美味しいものを食べる。物価が安ければその国のビールを飲む。クタクタにくたびれてお腹いっぱいになって(お酒も入って)、ドミトリー形式の安宿でせせこま…

こういう人たちの中にいます

明日から1週間、学期の真ん中の一週間休み。休みがこんなに嬉しく思えたのは、人生でなかなか他に経験がない。唯一思い浮かぶのは、某機構で働き始めた最初の1週目から最後の週まで全ての週末(約100回)。(←no offense) 今日はちょうど学科の飲み会があっ…

イギリスで修士やって切り抜けたこととか全然関係あらへんですわこれ

おまえ前イギリスで1年間勉強してたやんけ、大変やなんて今更ちゃうの?という声は、自分の中からも聞こえてくる。それが、それほど今更でもないんです。なんでか、っていうのはだいぶ複雑な説明になる。 まず関連で思い浮かぶのは、イギリス大学院の高度に…

発言小町に感動したところから始まるブログ

大学院留学がつらい。 : 趣味・教育・教養 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) さて記念すべき第一稿目は、上の発言小町を読んで感動したという話から始まります。 ナンノコッチャわからんので、少しは説明を...。 2016年10月から米国東部…